107歳のおじいちゃんが教えてくれたこと
まだ子どもが小さかった頃
当時師匠と慕っていたおじいちゃんからいわれた。
その頃、僕は
悲しい映画を見ても泣く気がしなかった
人の愚痴を聞いても怒ることもなかった
思考優先で
感情を感じられなかった。
父親としてこうあるべき
社長としてこうあるべき
社会はこうあるべき
という自分はいたけれど…
男は泣いちゃいけない
怒っちゃいけない
家族のために働く
社員を大切にし、社会を良くするために働く
そう教えられて生きてきたから
と気づいたのは後になって
男社会とはそういうものなのかもしれない
がんばっているけれど
理解されない政治家や上司やお父さんは
今でもたくさんいるだろう
おじいちゃんが教えてくれたのは
悲しみと怒りがごっちゃになっていると
どちらも感じられなくなる
悲しみというのは
神様が雲の上から見ていて
子どもがパンを盗むか盗まないか葛藤をしている
迷った結果
パンを盗んでしまった…
その時の神様の心を悲しいという
泥棒して捕まった人が罪を償い
一からやりなおそうとして出て来た所で
「あいつは泥棒だ。またやるぞ!」
という人がいた
それを見ている神様の心を怒りという
その後、娘が小さかったので
数ヶ月オフィスに行くのをやめ
自宅で子育てと仕事をする生活をした
子どもの成長を見ながら過ごし
妻の子育ての葛藤を感じる毎日
家にいても遊び担当でしかなく
育児としては役に立たなかったと思うが
喜怒哀楽を家族と過ごす時間で味わい
人間らしく悲しみや怒りを感じられるようになった
”辛い” を感じなくていいように
心も身体も麻痺させると
”幸せ” も感じられなくなるとわかったのもこの頃
世の中が違って見えるようになった
それが今の家族の絆を創るきっかけとしての
ブレイブボードやへんしんバイクにつながっている
リモートワークで家族と過ごす時間が増え
お金の価値観が変わり
世間体や肩書などの上っ面の殻が外れていく未来
本音や良心をベースに
時にケンカし、時に悲しみを分かち合いつつ
楽しみや喜びを感じられる社会が来ることを
心から願っています
Micky
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